2015年2月1日日曜日

2月1日 第19回正道会館全関西大会

正道会館全関西大会へ勉強がてらに行ってきました。昼から遅れて行きましたがすごい応援の人や空手ファンが集まっており大会会場は熱気に包まれておりました。大人数のなか幸い本部席から観戦することができ正道会館大会関係者方々に親切に対応頂き感謝です。
大会内容ですがさすが日本の大団体の一つ、レベルの高い内容でした。さらに今年はレベルが高く感じられました。一空手ファンとして楽しめた事と、一指導者としてすごく勉強になりました。選手達の一つ一つの技術でここの先生はこのような技術を教えているんだなと実感できました。また選手も優勝したい執念やこれまで練習していた成果を思う存分ぶつけて悔いのない戦いを見せてくれました。日曜日は久しぶりの休日で家で寝て過ごしたかったですが大会会場にきて本当によかったです。今回の大会のベストバウトはどれか一つを選べと言われる非常に難しく、それほどベストバウトの戦いが多かったです。私の中でこれと思うものが2つ。まずは一般スピリットAクラス決勝戦女子の部、このクラスは女子なのですが素手、素足。正道会館南本部の赤川七帆選手(正道全日本大会覇者)と空研塾の山口千怜選手(極真世界大会女子チャンピオン)、本戦は本当に2人とも素晴らしい戦いで、一歩もさがらず判定へ。判定は引き分け、延長戦へ突入し延長戦から山口選手エンジンがかかりだし徐々に前へでる。しかし延長戦も判定引き分け、再延長でさらに山口選手が前へ出る、赤川選手踏ん張る。終始山口選手が手数を上回ったところで判定へ。主審から判定がコールされ旗が上がる、白2本、赤2本、主審判定は赤川選手、私としては山口選手に軍配があがると思いましたが山口選手残念でした。もう一つのベストバウトは一般スピリットAクラス決勝戦、正道会館藤井寺支部支部長濵上先生と阿倍野支部キューバ人ヨアン選手(多分ジョアンとみんな呼んでいます)、このヨアン選手、交流ある阿倍野支部で私が完膚なきまで叩きのめされた選手、ヨアン選手のレベルは荒々しい空手スタイルのなか確実に相手に蹴るを当てる技術を持っております。試合内容ですが主審の「始め」の掛け声と同時に濵上支部長がミドルキックを蹴る、すでに攻撃を読んでいたヨアン選手が足払いにでる、濵上選手立ち上がりすぐにミドルキックで応戦、またもヨアン選手足払い、濵上支部長蹴りを出しにくくなったところへヨアン選手の電光石火の後ろ回し蹴りが炸裂、濵上支部長の顔面をとらえ体がぐらつく、一気にヨアン選手叩き込む、濵上支部長粘るがヨアンの容赦ない後ろ回し蹴りが連発して顔面を襲う、疲れてきているところへまたも足払い、ヨアン選が優勢に攻め判定へ文句なくヨアン選手判定勝ち。この日初めて観客から大きな拍手がでました。K-1などで目がこえている観客が本当に素晴らしい試合に酔いしれ感動したと思います。勉強がてらにきたのですが本当に良いものが見れました。ヨアン選手はまだ日本語があまりしゃべれませんが彼の空手スピリットは故アンディフグを思い出すような青い目をもったサムライスピリットでした。