2016年3月21日月曜日

3月20日 昇級審査会

今回で3年目となる昇級審査、今までは黄色帯の稽古生が多かったのですが、ここ最近は稽古を長く続けてきた稽古生がいるのでオレンジ帯、青帯に昇級する稽古生が増えてきました。今までの昇給審査から色々と工夫し考え今回は前回の反省点でありました長時間の昇給審査を改善いたしました。前回は13時から17時近くまで昇級審査があり色んなところを巻いてしまい昇級審査の内容が薄れてしまいました。じっくりやりたいですが稽古生や保護者の負担がありできるだけ負担は取り除いていくのが私のやり方です。今回は午前の部、午後の部に分けて行いましたので審査受験者はあまり疲れる事なく審査を終える事ができたと思います。お手伝いに参加頂きました道場生は長時間の拘束になりましたがすごく助かりました。審査に協力頂きました他の道場の先生方にも感謝です。決して私1人でここまで怪我もなくスムーズに終える事はできませんでした。審査を振り返り、今回は1名飛級、2名が保留になりました。まず1名の飛級者は審査前も皆さんに説明しましたが決して強い人だけが級が上がるというわけではありません。組手が強くなくても日頃の稽古日数、稽古態度、後輩へのケアをしている等、色んな事を総合し昇級審査に挑んでもらっております。飛級になった人は日頃から稽古が真面目で特に型の稽古にはすごく熱意をもってやっております。合田先生からも納得いく答えをもらい飛級にいたりました。保留者2名は稽古日数についてはすごく多いです。ただまず審査で必要な体力が組手に影響し2回技ありを取られました。本来の空手道場なら技あり1つで審査はアウトです。ローキックやハイキックの技ありは私はあまりアウトとして考慮しませんがダメージがあるという事は今後大会でも大きく影響し、また上級者との組手では怪我をさせられる可能性があります。出稽古にいけば中級以上の帯を巻いておりましたら当然相手は思いっきり全力でやってきます。そこで強い体であったりガードが上手であれば問題はありませんがこの審査でダメージがもらうという事は今後の為にもまだまだ修行が必要です。このような事をご理解頂きたいと思います。では今後審査は厳しいのかというと本来の稽古日数や稽古内容、稽古態度を考慮しその道場生にあった時期に昇級審査を個別に案内いたします。いくら強くても日頃から先生に注意を受けている場合や稽古に来なく稽古日数が明らかに少ない場合は昇級に向かないと判断しお声掛けはしない事もあります。その稽古生の状態で受かると判断した場合は昇級審査の案内をしますので、その時は組手相手もその人に合った相手を考えていきます。すごく長くなりましたが今後空手道を目指すにあたり強さだけでなく周りに支えられる黒帯を目指してもらいたいと思います。今回昇級審査に合格されました道場生の皆様、おめでとうございます。またさらに修行し心身共に強くなってください。